英語勉強法

知っていることとできることは違う(英語学習の基本)

ノウハウコレクターという言葉を耳にするようになってから、随分時間が経ちますが、ノウハウコレクターになる人は同じパターンが多いです。
一番多いのは知ることのみでできるつもりになって満足する人です。
『知ってることとできることは違う』という根本的な現実を見ないようにして、
「やりさえすればいつでもできる」とタカをくくっている感じがあります。
自分に自信があるか、もしくは自信過剰になりがちな傾向の人です。
練習とは「こうすればできるということを実践によってズレを修正するプロセス」です。
英語は自信タップリでできるつもりの人が実践しても、絶対に修正することが多いです。
わかったつもりで認識がズレていることやトンチンカンなことすらもやります。
ノウハウコレクターの人が自信たっぷりに実践すると大体理解がズレてます。
即実践派の人に比べるとズレ方が正直ヒドイことが多いです。
これはよくあることです。
違う例で例えると、私はよく英語字幕のテレビゲームをやりますが、うまいプレイヤーの攻略動画を見ます。
「ああ、なるほど。こうすればうまく効率的にいけるんだ」
とわかって、実際にプレイします。
実際には攻略動画のプレイヤーと同じにはならないことが多いです。
実際にプレイすると想定通りには行かないことが多いです。
何度もプレイすることでようやく精度が高まっていきます。
英語もこれと似てるところがあります。
ノウハウコレクターの中には実践しないことで自分の自信を失いたくないという恐怖心がある人もいます。
「自分はできるんだ」と思い込むことで安心するわけです。
「知ったこと=すぐにうまくできるべき」という思いが強すぎて実践に移さないことも多いです。
英語をマスターするということは知って満足することではないです。
実践して、失敗して修正して上達させていく作業の結果です。
知ったことをその通りにやろうとしても思うようにできないことは当たり前のようにあります。
それは誰にでもあることですし、どんなにセンスあるキレ者な人でも修正ゼロで英語を身につけた人はいません。
結構実践する前にあれこれノウハウばかり探して、知って満足してしまって、実践ゼロという人が多いです。
実践して修正点を指摘してくれる信頼できる先生をつけて、「できるつもり」「わかってるつもり」をさっさとなくした方が早いです。
ほめてばかりの人ではなく、気休めを言わない先生に師事することです。
頭ではわかっているつもりで実践が本質ズレてることを繰り返すといつまで経っても上達しないことがあります。
自信たっぷりで英語を使ってるところを見せびらかして、実はトンデモな英語なので失笑を買うということもあります。
知ったつもりのできるつもりというとてもタチが悪い状態です。
知って満足できるつもりな人にならないためには以下のことを徹底するのが一番効果的です。
1.学んだことは日を置かずに即実践に移す
2.即実践→修正点を指摘してもらう先生につく
3.分かってできるつもりになってる状態はできないことと同じと何度も言い聞かせる
4.できるつもりができないなんてことは当たり前と心得る
5.一人でやって成果出せていないなら、先生について素直に全部実践するつもりでいる
6.自分のやり方を捨てる

一人でやって成果が出てない人はやったつもりでできるようになったつもりになる、いわゆる自分に甘くすることがあります。
徹底して「やったことを身につける」行動をすることでしか、打破することはできないです。
現状を打破するのにいつまでも自分のやり方にこだわらないことです。
うまくいかないことが問題じゃないのです。
うまくなるように修正しないことが問題です。
始める前に修正してナンボと思って始めれば、それほど自分の自信を失うことはないです。
英語を身につけたいなら、ノウハウを学んだだけで即華麗に再現できる天才である必要はありません。
できてない自分を責めず、悪いことと思わず、淡々と修正していく姿勢でいいのです。

  • この記事を書いた人

だぶさん

大学時代に英語科を専攻。オーストラリアのワーキングホリデーを経験。 翻訳の仕事にも従事。英語学習の研究データと独自の実践データを組み合わせて見つけ出した英語上達の法則を紹介。

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