ingの進行形のコアイメージは
『躍動感』
です。
躍動感+一時性
一時的に行動が進行してる状態を指すから、進行形と言います。
これは当たり前ですね。
躍動感+一時性をキーワードに進行形と完了進行形の違いを比較していきます。
単純進行形(現在・過去・未来)
通常の進行形は長さが存在しません。
- どれくらい続いてるのかということができない
- 単にその時点で進行していた(やっていた)
この2つがポイントになります。
つまり、文にしてみるとこうです。
○:I am playing baseball now.
×:I am playing baseball for 3hours now.
単純進行形の場合は「どのぐらいやっているか?」という長さを言うことができません。
これが最初に説明した「躍動感+一時性」です。
これが過去進行形でも未来進行形でも同じです。
過去(未来)のある時点で進行していたという一時的状態を表しただけです。
○:I was playing baseball yesterday.
×:I was playing baseball for 3hours yesterday.
○:I will be playing baseball tomorrow.
×:I will be playing baseball for 3hours tomorrow.
このようになります。
単純進行形は進行状態の長さ(何時間、何分間など)を使うことができない
というわけです。
これが進行形が持つ「一時的」の制限になります。
単純進行形は進行状態の長さを表すことができないものと覚えてください。
完了進行形(現在・過去・未来)
have+been+ing形になるとどう違うのか?
そもそも単純進行形となぜ使い分けるか?
疑問があると思います。
一時的な進行状態でも必ず続いてる時間が存在するはずです。
完了形はその長さを表すために存在しています。
単純に進行状態だったという場合は時間の長さには触れません。
だからこそ使い分けをする意図があるわけです。
単純進行形と完了進行形の違いは
『進行してることに長さがある』
ということです。
単純進行形=進行状態の時間の長さが言えない
完了進行形=進行してる状態の長さが言える
一番の違いはここです。
haveのコアイメージは『自分のところに持つ』です。
have+進行形=一時的な状態を持つ
haveの「持っている」というコアの力を借りて、一時的な状態を自分のところに持っていると考えます。
haveの力によって、一時的な状態を持っている=持っている長さがある
こういうわけで単純進行形の一時性に長さを加えることができるようになります。
○:I have been playing baseball for 3 hours.
○:I had been playing baseball for 3hours when you came.
○:I will have been playing baseball for 3hours by the time you come.
完了進行形と言われると???になる人。
単純進行形と完了進行形の使い分けは進行状態の長さで使い分けるということを
頭において学習してみてください。
進行形のイメージ一覧
完了進行形のイメージ
違いの理解を加速させるコツ
わからなくなったら、上記のような図にして書いてみるとわかりやすいです。
図解すると文字だけではわかりにくい部分が見えてきます。
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