英語勉強法

睡眠時間を削って英語の勉強をしてはいけない〜睡眠不足が学習効果を下げる理由

「仕事で遅くなって体がしんどいときはどうやって勉強しますか?」

 

こういう質問はよくあります。

 

社会人の人は残業もあるし、英語の勉強をする時間は少ないです。

 

英語の勉強をしたくても、眠くてしょうがない日があると思います。

 

そういうときは一言。

 

「睡眠を取りましょう」

 

 

「そんなことしたら、勉強できる時間減るやん!」

 

はい、それはそうですね。

 

ただ、睡眠を犠牲にし過ぎる勉強はよくない。

 

寝てしまうことに罪悪感を感じる人はますます英語の勉強を遠ざけるようになります。

 

今回は

 

「睡眠の効果を知って、体に余計な負担をかけすぎないように効果的に学習しましょう」

 

ということを話したいと思います。

 

 

 

英語の勉強は睡眠時間を削ってはいけない理由

 

 

  1. 集中力が激減する
  2. 体の疲れで勉強がしんどくなる
  3. 記憶の定着効果が下がる

 

大きくこの3つが足を引っ張ります。

 

 

集中力が激減する

 

睡眠不足の日は集中力がなくなります。

 

睡眠時間が短いときの集中力の低下は夕方以降がかなりひどいです。

 

仕事したあとに家に帰ってくると、もはやグッタリ。

 

集中力がないので、何も頭に入ってきません。

 

その状態で鞭打ってやっても、時間がかかるだけになってしまいます。

 

そうすると、さらに睡眠時間を削り続ける状態でやらなくてなりません。

 

こうなると、しんどいばかりで気持ちがついていきませんよね。

 

絶対に楽しいとは思えません。

 

キツくて嫌なことになるので、脳がますます拒否反応起こします。

 

拒否反応に逆らい続けるのは相当エネルギー使って疲れ切るだけです。

 

しんどいループ

集中力の低下

勉強がキツい

効果が出ない

しんどい

 

英語の勉強なんてただつらいものになってしまいます。

 

こうなると、自分をただ苦しめるものになってしまうのです。

 

 

体の疲れで勉強がしんどくなる

 

毎日7時間以下の睡眠の人は体の疲れが取れないことが多いです。

人によっては6時間程度で十分な睡眠な人もいるでしょう。

 

睡眠時間が少ないと起きたときに体の疲れが取れないままになります。

 

夜更しが日常になってる人が朝起きるのがつらいのはよくあると思います。

 

それに慣れていると、朝から体がダルイ重いが普通になってしまっていますよね。

 

この状態で仕事で1日を過ごしたあとに、英語の勉強しようとしたら、

当然さらにしんどさが増します。

 

集中力が激減してる上に体力的にもきついと、どんなにいい教材を使っても効果を出すことは難しいです。

 

睡眠時間が短いと記憶できる量を減らしてしまうので、勉強の効果が下がります。

 

睡眠不足で体がしんどいときにさらに鞭打ってやっても、ただしんどいです。

それを頑張り続けて効果がないと、やる気がなくなります。

 

今日はしんどいのを我慢してやっても、翌日以降にも体の疲れがパフォーマンスに悪影響です。

 

記憶の定着効果が下がる

 

これは一般的に知られていないことが多いです。

 

記憶は寝てる間に整理されるという仕組みがあります。

 

寝る前にやったことは記憶に残りやすい

 

英語の勉強は記憶といってただの暗記ではありません。

 

使うための「手続き記憶」というものです。

 

スポーツとかで覚える動作に近いです。

 

歴史の年号をただ暗記するとかそういう類のものではありません。

 

発音の仕方や文章をサッと書き出す動作が必ず含まれます。

 

そういう記憶は睡眠中に定着するというのが研究でも明らかになっています。

 

睡眠不足になると、手続き記憶の定着効果が減ってしまいます。

 

スポーツの分野の話ですが、

 

朝5時から朝練

夜は12時まで練習

 

こんな超スパルタ高校がありました。

 

一時期は強かったのですが、すぐ淘汰されました。

1日3時間ぐらいしか練習してない高校にあっさり負けるようになりました。

 

今は教育の方針からもそんなことはできなくなっていますが、

昔はこんなことが当たり前に行われていました。

 

睡眠を取らせないでしごいても、練習の効果が出なかったからです。

日々の疲れが溜まり、けが人も続出という悲惨な状態にもなりました。

 

睡眠を削りまくって頑張っても、得たい効果は出ないです。

効果的どころかマイナスなことばかりでした。

 

だから、長期的に見て結果をすぐに出そうと焦らない方がいい理由はこういうことです。

 

記憶の定着のためにもしっかり寝る。

 

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これは長期的に成果を出すためには必須です。

 

難関大学に合格する受験生は睡眠を大事にしてます。

受からない受験生は頑張りすぎて落ちることがあります。

 

睡眠時間を削って必死こいてやってるように思われてますが、

実際は逆だったりします。

 

体調をしっかり管理して、記憶できる状態を維持しているから、

勉強した内容が頭に定着しています。

 

 

 

英語をマスターしたいなら、睡眠の質を高めよう

 

しっかり睡眠を取ることを前提に勉強していきましょう。

 

無理は禁物。

 

1日しっかり休みましょう。

 

仕事をしている人もあえて、残業は極力減らして仕事を早めに切り上げ。

そしてガッツリ寝ちゃいましょう。

 

コレ大事です。

 

睡眠不足の日々を過ごしてると、めちゃくちゃしんどくなります。

 

  • 狭くきっちりやる
  • しっかり睡眠

 

睡眠時間ありきの学習計画を立てましょう。

 

睡眠を軽視した計画は挫折の元です。

 

 

  • この記事を書いた人

だぶさん

大学時代に英語科を専攻。オーストラリアのワーキングホリデーを経験。 翻訳の仕事にも従事。英語学習の研究データと独自の実践データを組み合わせて見つけ出した英語上達の法則を紹介。

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