これを読まずに英語はするなコラム2

英語が上達しない人ほど、自分のやったことを過大評価する

自分はちゃんとやっている
自分のことは自分が一番わかっている
このように思っている人が英語の上達が遅い(全く上達しない)傾向が強いです。
その根拠になる「自分のしたことや能力を過大評価する傾向がある」という心理学の研究があります。
これは「ダニング・クルーガー効果」(英: Dunning?Kruger effect)と呼ばれているものです。
優越の錯覚という言い方でも説明がされます。
自分のしたことの評価は実際より高く見積もる傾向があります。
「自分なりにこんなにやった」
「自分的には十分だと思う」
 
という思いたいのです。
平たく言えば、自分に甘い基準ということ。
そうなると錯覚を起こします。
そうすると自分の感覚で「やったつもり」に陥ります。
これが「成果が出るベースでやったかどうか?」を見ない現実逃避をする原因になります。

自分はできるつもりな人ほど、雑なやり方を過大評価する

私がパーソナルコーチをしてきた人によく言ってるのは
「書いた英語はウソつかない」
ということです。
書いた英語は
ちゃんと理解してるかどうか?
覚えるつもりで練習してるか?
全部筒抜けになります。
ちゃんとやることやってない人が書いた英語はバレます。
やっつけの「やったことにしたい」英語は全部丸わかりです。

1年やって上達してないなら、そのやり方は間違ってる

もし1年英語を勉強したとして、全く上達した感じがないなら、
自分はやることをやってないと思って間違いありません。
1年ぐらいしっかりやると上達度合いはかなりあります。
何の効果もないとしたら、やることやっていない証拠です。

池谷 裕二 朝日新聞出版 2017-05-19
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ダメなやり方はいくら続けてもダメ

スポーツジムでも痩せるために通っているのに10年以上通って効果が出てない人がいます。
やってることを見てるとやるべきことはやっていません。
痩せるはずがないことを続けていて、「痩せたらいいのに」と思っているのです。
同じ考え方と同じ行動を続けて、結果だけ変わることを期待するのは狂気でしかありません。
結果の前に考え方がきます。
結果が出ていないとすれば、考え方が悪いという証拠になります。
これは英語でも全く同じです。
上達しない人はダメなやり方を正当化する考え方をしています。

英語を使えるようになるという前提で考える

英語の勉強をするのは「使えるようになるため」です。
当たり前の前提ですよね?
継続が大事という言葉を「やりさえすればいい」というズレた理解になってるのが
今の英語学習者には多いです。
どんなやり方でも続けるだけで上達するのではありません。
「使えるようになるやり方」を続けた結果、使えるようになります。
目的からズレた継続は意味がありません。

成果が出てないのに「やってるつもり」は現実逃避だ

どんなに長い期間や時間をかけても身についてなければ、やっていないのと同じです。
やることをやってないのに、やったことにしたいのはまさに現実逃避の自己弁護と言えます。
英語学習のトレーナーは「やったつもり」「できてるつもり」をなくすためにいます。
×自分基準でやれば成果が出る
○成果が出る基準で取り組む
大抵の人の自分に甘い基準でやったのでは効果が出ません。
効果が出てないとすれば、やり方や精度、量を見直す必要があります。

  • この記事を書いた人

だぶさん

大学時代に英語科を専攻。オーストラリアのワーキングホリデーを経験。 翻訳の仕事にも従事。英語学習の研究データと独自の実践データを組み合わせて見つけ出した英語上達の法則を紹介。

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