英語の勉強を続けるコツ

英語をマスターしたいなら、脳はうぬぼれが強い言い訳の天才であることに気をつける

脳が言い訳をさせているという話をしましたが、これは脳によくあることです。
では、なぜ言い訳をするのでしょうか?
それは自尊心を守り、ストレスから自分を守るためです。
「○○なので仕方ないんだ」
と思えば自分は悪くないことになります。
「仕事忙しくて勉強ができないのは仕方ない」
「主婦だから忙しいのでできないのはみんな一緒だから仕方ない」
「今日できなくても仕方ないよね。明日またできるときにでもやればいいや」
本当はできることをやっていないという事実があっても、
このように考えれば自分に非はないわけです。
他には「友達づきあいが忙しくて」なんていうありえない言い訳を正当化する人もいま
す。
このような言い訳をする理由はやり始めたことがうまくいかなかった場合、
自分を守るためにするわけです。
この脳のありえない言い訳をするのは、ほとんどは始める前、
もしくは始めた後によく見られます。
たしかにこの言い訳をそのまま信じていれば自分は悪くないと思うことができます。
ただ、それでは何の進歩もありません。
本当にやりたい英語を身につけるためには真実と向き合う必要があります。
脳の言い訳を信じ込んでいるうちは何も変わることはありません。
現に「○○だから忙しい」が言い訳の人は元旦に今年の目標を立てますが、
毎年何も変わらず終わります。
しかし、忙しくても英語をマスターする人はマスターします。
脳が言い訳をするのは楽をしたいからという以外にも自分は悪くないという無責任な動きをするものです。
この脳の動きにだまされては「行動できないのはしょうがない」で終わってしまいます。

脳はできたことにはうぬぼれる性質がある

ただ、脳はできない(自分がちゃんとやっていないだけ)ときは、自分は悪くないと思うくせに、できると全部自分の力だとうぬぼれます
脳はかなりわがままにできています。
「自分は違う」と言い張る人もいますが、これは程度の差があれど、誰でもそうです。
「別に」発言で表にあまり出てこない某女優さんなんかも自分の出たドラマや映画がヒットすると全部自分の力だと増長してしまっていました。
あれも脳がやらせることなのです。
よくゲームをやっている人が難しいステージをクリアすると
「おれ天才かもね」と調子に乗ることがありますが、あれも脳がそうさせるのです。
よく女性にいるのですが、海外に行ってちょっと英語をかじってうぬぼれて調子に乗っている人がいます。
あたかも自分自身にものすごく箔がついたかのような振る舞いをします。
これも脳がさせているのです。何かできたうぬぼれてあちこちでブイブイ言わせてしま うのです。(嫌われるのでやめてくださいね。)
何かをやってのけるとうれしくてついつい調子に乗ってしまうものです。
人によって表現は違うこともありますが、やはり自分の力だと思うものなのです。
人間誰しも自分のやったことについては実際より大きく評価してしまうものなのです。
ここが実力以上の過大評価をしてあとで痛い目みるときによくあることです。

うぬぼれる性質と言い訳性質をうまく逆手に取る

人間の脳がそうでも嘆くことはありません。
脳がそういうふうに動くとさえ知っていれば、それを逆手に取って有効活用できます。
私はどうしてもやりたいことがあるときは脳が送ってくる「できなくてもしょうがない」
と思ってあきらめさせようとする言い訳が出てきたら無視します。
行動をやめさせるような言い訳に答えを出すまでもなく無視します。
そしてやれる時間ができたら、すぐに簡単にやれることから始めます。
段々気分が乗ってくると言い訳は出てこなくなります。
1 時間でも時間があるなら、1 時間しかないからと思わないで
30 分でもいいからできそうなら何かやってみるとやれるものです。
時間がないとあきらめずに何かやってみてください。
そういう時間がないと思ってやらないでおこうと仕向けるのも
脳が楽をしたいからです。
しなければ楽ですから。
脳の思考を無視してちょっとやってみれば結構できてしまうものです。
やっているとやる気が段々出てきます
そして脳にやればできるという刺激を与えれば、脳はいい意味でうぬぼれます。
うぬぼれるとやる気になってくれます。
何度かやってみて「ほらできただろ。次もできるだろ」と脳にメッセージを送ってください。
そうすると次もやります。
人間の脳は成功した快感を記憶します。
その記憶からもう一度快感を呼び起こすためにまた行動しようとします。
うぬぼれもこのように逆手に取れば、自分のパワーになります。
このできた快感をパワーが次もやってみたいと思うわけです。
このように脳の仕組みを知り、それを逆手に取って動いてみればできてしまうものです。
今自分の頭に浮かぶ言い訳思考もうぬぼれ思考も本当は脳がそうさせているのです。
その仕組みにだまされず、逆手に取って行動する気付きが必要になってきます。
英語学習は必ずこの脳の性質と向き合うことが重要な課題になります。

  • この記事を書いた人

だぶさん

大学時代に英語科を専攻。オーストラリアのワーキングホリデーを経験。 翻訳の仕事にも従事。英語学習の研究データと独自の実践データを組み合わせて見つけ出した英語上達の法則を紹介。

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