英語の勉強を続けるコツ

自分はこうだという思い込みの原因を知り、思い込みを捨てれば英語は上達しやすい

英語に限らずどんなことを習得するにせよ、
まず自分が自分をどう思っているのかを知ることが必要です。
人間は「自分はこんなだ」と思っている通りに動く生き物です。
「私は根気がない」
「私は意思が弱い」
「私は勉強が苦手だ」
「私は奥手だ」
「私は内向的だ」
「私は運動が苦手だ」
「私は頭がよくない」
こんな思い込みを持っている人がたくさんいます。
多くの人はこんな思い込みを変えようとはせず、
この思い込みに従って、勉強法を探そうとします。
自分の本当の能力を信じていない思い込みを持ってはいては
成功することはありません。
私もかつてはこのような思い込みに悩まされてきた一人です。
よくよく考えていくとこういう思い込みを持っている根拠などどこにもありません。
これらの思い込みは『体験の解釈』に過ぎないからです。
ひどい人は思い込みを持ってしまうような体験があるわけでもないのに、
勝手にそういうふうに思い込んでいる場合もあるぐらいです。
脳神経の研究では人間は思い込んだものに従って行動するということです。
自分はこうだという思い込みを実現するように行動するのです。
「根気がない」と思っている人は根気がない人間になります。
「意思が弱い」と思っている人は意思が弱い人間になります。
「勉強が苦手だ」と思っている人は勉強が苦手な人間になります。
人間でも動物でも思い込むとそのように振舞うようになります。
思い込みに逆らった行動をするとなぜか苦痛が増します。
なぜならできるはずもないと勝手に思い込むからです。
こういうものを性格だとか、生まれもっての才能だとか言う人もいますが、
根気があるかないか、意思の強い弱い、勉強が苦手か得意かということはそういうものではありません。
この思い込みの解釈自体がおかしいのです。
根拠なく勝手に思い込んでいるだけです。
このような思い込みが長い間自分に暗示をかけていると、
障害が出るとすぐにあきらめてしまいます。
どうせ私は○○だからと理由をつけて行動しなくなるわけです。
まず静かに誰もいないところで自分が自分のことをどう思っているかを確認してください。
自分はこうだと思い込んでいる悪いイメージを意識的に見てください。
それを確認したら、こう考えてください。
「私は○○だと思っていることに根拠はない」
それで悪いイメージを否定してください。
その悪いイメージがその通りの結果をもたらし、そのイメージどおりであることを現実にしているのです。
これはあなたの本当の能力ではありません。
脳は思い込んでいることを現実にしてしまうのです。
脳はこの仕組みで動くので、まず「自分はこうだ」と思っていることを見直してみてください。
解釈と事実は必ずしも一致しないです。
元々根気があるから根気よく行動できるのではありません。
根気よく行動しようと行動しているから根気があるのです。
最初から勉強が得意な人はほとんどいません。
できるようになるためにいろいろやるから得意になります。
自分に対する思い込みを軸に教材選びをやると失敗します。
英語は根気よく行動するしかないし、できるようになるまでやるしかないからです。

  • この記事を書いた人

だぶさん

大学時代に英語科を専攻。オーストラリアのワーキングホリデーを経験。 翻訳の仕事にも従事。英語学習の研究データと独自の実践データを組み合わせて見つけ出した英語上達の法則を紹介。

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