- 教材を変えても成果がでない
- 先生を変えても効果がない
- 何をやっても上達したことがない
万年英語難民と呼ばれる人によくある話をします。
本人はいろいろやっているつもりです。
確かに何かをやってます。
何もしてないわけではありません。
むしろ、量だけを考えるなら、多い方かもしれません。
それでも、英語学習で何をやっても成果が出ないという人はいます。
いつまでも英語が上達しない人に必ずと言っていいほど、共通しているのは教材や勉強法の合う合わないではありません。
「自分なりのやり方」でやっている人が多いです。
ただし、上達できないことを平然とやっていることに気づいてないことに気づいてすらもいないのです。
なぜ、そんなことになるのか?
今回はいつまでも英語が上達しない人に共通する「自分なりのやり方」こそが上達を妨げる理由について紹介します。
いつまでも英語が上達しない人に共通していること
英語が上達できない人は「当てにならない感覚に頼っている」ということです。
成果が出る根拠ではなく、感覚頼みです。
感覚に頼ってもいい状態はある程度実力がついてからでないとできません。
しかし、感覚に頼みにしてしまう人は理解が深い状態での感覚ではありません。
理解すらできてないことすら気づいてない状態で感覚まかせでやってしまいます。
最もわかりやすい行動の特徴として
英語に対する本質の認識が欠けていて、ダメなやり方ほど平然とやってしまう
というものです。
「このやり方はマズイ」というものが英語にも存在します。
そのマズイやり方を自分なりのやり方でやっているという認識こそが上達を妨げる根本的な原因です。
ところが、感覚だけを頼りにしてしまう人はヤバいことほど、やりたがってしまうジレンマがあります。
「そのやり方はよくない」と指摘しても、聞いてくれる人はごくわずかです。
上達できない本当の原因がわからなくなる
よくのような英語が上達できない言い訳は聞かれます。
「俺は頭が良くないから英語なんてできっこないんだ・・・」
「内気だから英語をしゃべるなんてできないんだ・・・」
「自分に合った勉強法さえよければができるようになるのに・・・」
「勉強が苦手なのでできない・・・」
「自分にできるかどうか自信がない・・・」
自分が英語ができない理由として、上記のようなものを挙げる人が多いのです。
実際にこういったことを根拠もなく、思い込んでいるだけの人もいます。
しかし、実際に英語が上達しない理由は上記のようなものではありません。
効果がある方法を愚直にやった人は遅かれ早かれ必ず上達します。
必要なことをきっちりこなしていく人は内気でも勉強が苦手だった人でも上達しないことはありません。
本当に危険なのは、自分なりのやり方に頼ろうとする感覚が
- 英語上達の原理原則がわかっていない
- 間違った方法をしていることに気づけない
- 自分が上達しないやり方をしてる自覚すらない
この場合のほうが圧倒的に多いのです。
どんな英語学習のノウハウや教材を入手したところで、全然ダメなやり方を押し通します。
さらに自分の感覚頼みのやり方をする人はダメなやり方が前提の質問をするようになります。
結局自分のやり方を押し通してうまくなれないのに、そのやり方に問題があると気づけてもないです。
自分に都合のいいことしか聞こうとしないので、ウソの情報でも信じてしまいます。
そうなると、上達するために質問をしても、聞いてることがトンチカンになってしまい、
期待する答えはもらえるわけがありません。
本人は自分の認識がズレているとは気づけないのです。
そしてあれこれ英語教材に手を出して何回失敗しても、
失敗の原因が解らないという、本当に恐ろしいことになるのです。
上達できないという現実に直面すると
方法が悪い
教える人間が悪い
自分に合ってないから
という言い訳をして、現実と向き合おうとしません。
「何となくだけど、こうすればうまくいく」という生まれ持ったセンスがない人が自分のセンスを過大評価しているようなものです。
自分なりのやり方にこだわることが英語の上達を妨げる
自分のやり方を変えない前提の思考を捨てることが大切になります。
欠点をズバっとと注意してくれる人のもとで、しっかりと英語の根本から感覚を正すことを学ぶ機会をもたない限り、
永遠に英語が上達することはできないままになってしまいます。
感覚がズレている人は多くの場合、自分ががんばってやってると思ってやっていることが、
ほとんどの場合は
『的外れで伸びることがない自分なりのやり方』の延長でしかない
ということに気づけません。
言うならば、やるべきことのポイントを教えても
全部できない我流に変換してやってしまうということです。
自分は教えられたことをしっかり理解してやってるつもりになっているので、何の疑いも持っていないことすらあります。
自分の感覚で考えても、必ずと言っていいほど、うまくいかないやり方に変えてしまいます。
指摘されると、「自分はやっています!」と怒り出してしまうことも少なくないです。
これに自分で気づくのはかなり至難であると言えます。
さらに、“ズレている”というのはこのことだけに当てはまらず、いろいろなところに渡ります。
- 自分の聞きたい都合のいい答えに当てはめて解釈する
- 練習の意味を考えないのでただやるだけになる
- やったつもりでやってないのと同じようなやり方をする
- 勉強法を学んでもズレた感覚で解釈するので、本質がわからない
こうなってしまうと、どんな教材でもいい先生についても成果を出すことができなくなります。
コロコロ新しい教材を買っては投げ出して終わりです。
まとめ:いつまでも英語が上達しない人が変えるべきこと
万年英語が上達しない人の問題点は以下の通りです。
- 自分に都合のいいようにしか解釈しない
- 英語学習の本質を理解できてない
- 自分のしたいやり方の延長でしかやらない
- 理解がズレることによって、ノウハウや教材が活かせない
このような致命的欠点を抱えています。
これが伸びない根本原因であることは少なくないのです。
このパターンの場合は、英語に限らず、何を教えても本質をつかめないので、
人と同じことを教えられてやってもうまくいかないのです。
こういう部分は、誰も注意してくれないので気づけないのです。
もしこういった状態のままいても、誰もズレているということをを指摘してはくれません。
語学学校だろうが、英会話スクールでもいくらお金を払っても言いにくいことを指摘してくれません。
指摘されてやめられたら、困ります。
やりたいようにやらせてお金を稼げればそれでいいのです。
結果が出なくてもずっと通ってくれるなら、いいお客さんになります。
やりたいようにやらせて、お金を落としてくれて成果が出なくても文句を言わないお客さんは最高の上客です。
だから、やる気をなくさせないように本当のことを指摘されることはありません。
ココがポイント
何年やってもダメな場合は自分の感覚に頼ることを捨てること
自分のズレた感覚を頼みにしたやり方を捨てて、ゼロからできてるかどうかをチェックしてもらう必要があります。
ダメなことをしたときにしっかり指摘してくれる人に指導してもらうことが絶対条件です。
それをしないで今までのやり方をいくら繰り返しても成果は出ません。
変えるべきは自分なのです。