英語の表現は日本語の意味とスペルだけをひたすら丸暗記するだけでは
決して実践では使う能力にはなりません。
「表現を覚える」という言い方をしますが、この基本は
「実際に使って練習をして、いろいろな使い方を身に付ける」
というのが肝心な要素です。
この原則をしっかり押さえて何度か練習する方が、ひたすら暗記で単純作業よりも
実際に使う場面でも使える「会話力」にも結びつきます。
ただ、実際に練習をしようと思っても、どうすればいいのかわからないという人も多いです。
今回は表現を身につける練習で形を変えて応用練習する際のポイントを解説します。
1.応用の仕方
形を変えて練習する応用難易度は次のようになります。
■簡単
時制を変える
主語を変える
前置詞句や時間などを変える
■ちょっと難しい
別の表現と組み合わせて使ってみる
受け答えとして使ってみる
■難しい
意味を深く理解して、ユーモアたっぷりの使い方をする
複雑な文章の中に絡めて使う
練習をしようとするときにかっこつけて「かっこよく使ってみよう」とか「スマートなことを言ってやろう」とか、
最初から欲を出してやると詰まります。
簡単→難しいという具合に少しだけ変えてみて、そこからたくさんやってみてから、
使い方をいろいろ模索するとより難しいことができるようになります。
使うことでより感覚をつかむという感じでしょうか。
見てるだけ、スペルを書いただけでは覚えません。
形を変えて使い方を試してみることです。
2.練習量と時間
私が学習相談の仕事をしている中でよく質問されるのがこれです。
「文法と一緒に表現や単語の使い方をセットで練習するのはわかるけど、どのぐらいの時間と量をやればいいか?」
基準は『成果』で考えます。
覚えるまでやるw
ムチャクチャかもしれませんが、それが一番確実です。
3回書いたからいいや!とかでやってると3回やることにこだわって、肝心の「しっかり身につける」という意識に集中できなくなります。
1周間もすると「これいつやったっけ?記憶が全然ない」ということになります。
回数は多くしたり、少なくしたり、塩梅つけるのがベストです。
覚えにくい→回数を増やす
覚えやすい→回数を少なめにする
それでも人間必ず忘れますから、忘れたときは練習ノートを見直しをして
思い出せるようにしておくことです。
一日の練習で一度にたくさん覚えようとして、あれこれやろうとするより、
確実にしっかり練習できるものを5つなり、7つなりにして練習するのがコツです。
英語表現を覚える応用練習の基本とやり方