英語の勉強を続けるコツ

英語学習ストレスに振り回されない方法

脳には人にストレスを抑制するメカニズムがあります。
意識して見ないと気づかないうちにそれが働いて行動をやめさせようとします。
人間は今の生活パターンで使っているエネルギー量を保とうとします。
急激に何かを変えてみようとして、脳に組み込もうとするとそれをやめさせようとする動きをします。
例えば、
・ダイエットをしようと毎日1 時間のランニングをしようと思ったけど、すぐにやめてしまった
・毎日2時間勉強しようと思ったけど、結局何も手をつけずに終わってしまった
このようなことを経験したことがあるかもしれません。
「やろう」「やりたい」という意思に反して行動が伴わなくなるというジレンマを抱えてしまいます。
よく何かを決めて達成する人は意思が強いからだと思い込んでいる人がいますが、
実際はそうではありません。
やりたいと思っても行動ができなくなる原因は意思の強い弱いではありません。
ダイエットをするにしても、勉強するにしても新しい習慣を取り込もうとするときは
使うエネルギー量が増えてストレスが増えるものです。
その取り込み方が急激なほどストレスの度合いが増します。
慣れていないものは考えているより膨大なエネルギーが必要になります。
これを感知すると脳はあなたがそのようなストレスを感じないで今の快適な状態を守ろうとして自動的に動き出します。
この動きがやる気をなくし、行動しなくなってしまう原因なのです。
つまり、脳は急激にエネルギーを使おうとする動きに敏感に反?して、
その動きを抑制するメカニズムがあるのです。
何かをやろうとして続けられない人はこのメカニズムを知らずに振り回されている可能性が高いです。

脳は慣れてないことに膨大なエネルギーを使うのを嫌う

ある商売のうまい人が
「人間はめんどくさがりだ。面倒だと思うことを簡単にするか、
それを代わりにやってあげるとそれだけで儲かる」
と言っていました。
これは人間の本質を非常に捉えたものです。
どこの国の人間もなるべく面倒なことはしたくないと思っています。
なるべく効率的に簡単に省エネでいたいものです。
このような行動を取るのも全部脳の仕組みです。
脳は今あなたが生活に必要な最低限のエネルギーしか使わないようしています。
脳は1日の習慣に使うエネルギーを自動的に決めているのです。
そしてこのエネルギー内のことは意識しなくてもサラッとできてしまうものです。
毎日会社に行って、電車に乗る、仕事をする、電車で帰宅する、ご飯を食べる、お風呂、 寝る、あるいは炊事、洗濯、掃除など意識をしなくてもやりますよね?
1日の生活パターンが決まってくるとそれに必要なエネルギーだけにセーブしようとするわけです。
そしてそれ以外には使うエネルギーを極力?なくしようとするのです。
私の知り合いにタ?イエットをしようとする女性がいました。
彼女は1日の生活ばターンの中に運動する習慣がありません。
彼女は1 日2 時間運動しようと始めました。
しかし、1 週間もしないうちに続けられなくなって挫折しました。
彼女が言うには「2 日目、3 日目になると、段々1日2 時間もしなきゃいけないのか」と 苦しくなってきたと言います。
この苦しく思ってしまうのも脳が原因です。
彼女は早くやせたいからと一気に結果を出そうとして
最初から膨大なエネルギーを脳に使わせていたのです。
脳は彼女に急激にエネルギーを使わせまいとやる気をそぐように仕向けたのです。
このやる気をそぐ反動は習慣にない行動をする場合、それに使うエネルギーが大きければ大きいほど強くなります。
つまり、これまでの習慣にないことをやるのは膨大なエネルギーを使おうとするので阻止するわけです。
このことは英語をやるときも同じです。
英語のトレーニングをやる習慣のない人が一1日に何時間もやろうとするなら、
脳は省エネでいたいのでやる気をそぐ暴挙に出ます。
新しい習慣を身につけるのが苦痛だと思う理由はここにあるのです。
多くの人がこんなものた?と思ってあきらめてしまいます。
私は勉強が好きですが、もしイタリア語をマスターしたいからと1日2時間勉強しようとしたら、脳に邪魔されて嫌になってやめます。
私の習慣にはイタリア語の勉強はないわけです。
そんな状態でイタリア語にエネルギーをどカっと使おうものなら脳が邪魔をするわけです。
では、新しい習慣を身につけるのは難しいのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
多くの人は習慣にして定着させる前に結果を出そうと脳の仕組みを知らずに
焦りすぎて脳に邪魔されてうまくいかないのです。

ストレスそのものが問題ではなく、かけ方が重要

ストレスを感じること=悪いこと
と捉えてしまう人が増えていますが、ストレスを感じることそのものは悪ではないです。
ストレスに慣れやすいかけ方が重要になります。
人には個人差があるので、「私の基準がこのぐらい」というレベルが万人に当てはまるわけではないので参考にならないです。
「無理じゃないけど、やればなんとかできる」量と時間を基準にかけていきます。
「もうちょいやれそうかな〜」とプッシュしてみる繰り返しが慣れを早めてくれます。
ストレスを感じることそのものが悪いことだと思い込むのが継続する上では害です。
感じない人はいません。
毎回やっていると同じレベルでもストレスを感じることがなくなります。

  • この記事を書いた人

だぶさん

大学時代に英語科を専攻。オーストラリアのワーキングホリデーを経験。 翻訳の仕事にも従事。英語学習の研究データと独自の実践データを組み合わせて見つけ出した英語上達の法則を紹介。

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