英語は必ず練習でミスをします。
やり方を間違えて失敗もします。
教える側として、ポジティブなフィードバックだけでなく、ネガティブなフィードバックなくてはなりません。
ポジティブなフィードバックばかり期待する人はすぐ落ち込んでやる気をなくします。
英語を上達させる上で、ポジティブなフィードバックだけもらい続けるというのはありえないです。
むしろ、ミスや失敗からどう学ぶか?
ミスや失敗こそ上達のカギです。
これにどう対応するかこそが上達できる人とできない人の差です。
それを分ける大きな理由は『セルフイメージ』です。
セルフイメージは簡単に言うと、「自分はできるやつ」と思ってるかどうかです。
「自分はできるやつ」と思っているなら、できることが増えます。
「自分はできないやつ」と思っているなら、できることが増えません。
あなたは自分のことをどう思っていますか?
根気がある人間?
根気がない人間?
才能があると思っている?
才能がないと思っている?
どんなふうに思うことであれ、あなたは自分が思った通りの人間になります。
それが潜在意識(無意識)にも焼き付いてその通りになろうとします。
セルフイメージの差がミスや失敗の解釈にも差が出ます。
それが以下のようになります。
セルフイメージが低いと成果が出せないスパイラルになる
セルフイメージが低い人の思考回路はこのようになりがちです。
やってみて悪いフィードバックがくると、自分と結びつけて「やっぱり自分はダメ」という証拠にします。
単に原因を追求して修正すればいいことでも、自分がダメだからという解釈になります。
自分がダメだからと考えるので、やる気もなくなりやめてしまいます。
最新のノウハウをいくら手に入れたとしても、ミスや失敗は必ずあります。
それをいちいち自分がダメだからという理由にするのは不毛です。
英語が上達するサイクルは修正すること
これまで私が直接指導した人たちの中には
英語の上達がかなり早い人
ゆっくりだけど確実に上達していく人
どちらのタイプもいますが、1つだけ共通することがあります。
それは、『失敗のフィードバックは必ず修正して上達できるようにした』だけです。
失敗は悪ではありません。
自分がダメだからするわけでもありません。
上達の過程で避けられないものです。
ゼロにすることはできません。
むしろセルフイメージが低い人よりもした回数は多いです。
成果を出してきた人の思考はこういう感じです。
英語がうまくなる人とならない人の思考の比較
悪いセルフイメージを変えるには?
自分なんて才能ないし
自分なんて根気がないし
こんなふうに思っているとその通りになります。
悪いセルフイメージを変えられない一番の原因は
「自信がない」
という理由です。
「自信=できる根拠orできた根拠」で考えているから、いつまでも自信がない状態になります。
英語ができるようになりたいあなたは今まで英語ができるようになった経験がありますか?
ないですよね?
あるわけがないです。
だって、今できるようになろうとしてるわけですから。
それなら、できる根拠を探すのはナンセンスではないですか?
「じゃあ、何で自信にすればいいの?」と思いますよね?
それは「できる根拠」ではなく「許可」です。
あなたは英語ができるようになってもいい。
それを自分自身が許可するのです。
自信がないという状態はあなたが自分自身に「英語ができるようになってもいい」と思ってないことを意味します。
だから、英語がやりたくて始めたのに意味もなく苦痛ばかりになるでしょう?
失敗やミスすると「自分がダメだから」と考えて、ストレスばかり。
そういう思考をやめてしまうことです。
できるようになってもいいのだから、失敗やミスは当然起こるものと考える。
そして、それを上達の糧にすること。
たったこれだけです。
「自分は英語をできるようになっていい」と許可してあげてください。
こんな自分が英語なんてと絶対に卑下しないこと。
あなたの価値はあなた自身にしか高めることはできません。
これを忘れないでください。セルフイメージのことを知るには潜在意識を学ぶといいですよ。
石山 喜章 あさ出版 2015-08-21 売り上げランキング : 91803 |