英語勉強法

英語の教材を最大限に活かすために必要な2つのポイント

本屋に行けば、全部目を通して見れないほど英語関連本は多いです。
あの手のこの手で「○○式」だの「○○流」とか、「これをやれば」的なものがウジャウジャ。
みんな違うことばかり言うので、何が一番英語上達にいいのかも判断できないかと思います。
「いろんなものがありすぎて、何を選べばいいのかもうわからん!」
となっている人は少なくないと思います。
出版社は売れるものを売りたいので、「ウケそう」なネタをでっち上げたものばかりを出版するので、
英語は学び安くなるどころか、英語学習者を混乱させてばかりです。
素人にはわからないことをいいことに「科学的」と言いながら、実はトンデモ本なんてもザラです。
騙されない+確実に成果の出るトレーニングをするには2つのポイントがあります。
この2つのポイントをしっかり押さえてしまえば、道具に振り回されることはなくなります。
英語の勉強が上手い人は必ず押さえています。
今回はその2つのポイントを紹介します。

ポイント1:道具の使い方を知る

本屋に行っていつも思うことは
道具(教材)ばかり増えて、肝心の「使い方」を学ぶものがない
ということです。
道具(表現集とか文例集、頻出単語)ばかりが増えて、肝心の使い方を教えてくれる本がほとんどありません。
勉強法の本はありますが、具体的に教材を使ってみせて学ぶノウハウを書いてるものはありません。
「こうしたらいい」「ああしたらいい」ということは言うものの、具体性に乏しいので実践しずらいことが少なくありません。
例えば、アウトドアでバーベキューをするとします。
火起こしをしようと思っても、やり方がわからないとできません。
以前、バーべキュー場でアウトドア経験ゼロの大学生グループが2時間やっても火起こしできないでいました。
困り果てたあげくに近くにいた私に泣きついて「火起こしをやってください」と逝っていました。
彼らはチャッカマン(ライター)で炭に火をつけようとしていました。
薪が燃えない→じゃあ炭につければいい
トンチンカンなことをしていました。
チャッカマン+薪+炭
これだけあれば、バーベキュー経験者は火起こしできます。
しかし、火起こしのやり方を知らない人は道具の使い方がわからないので、
道具はあっても何もできないのです。
英語学習でもこの例えと同じで、「これはよさそうだ」と道具(教材)を買ってはきたものの、
どうやって使えばいいのかがわからないのでトレーニングを組み立てられません。
教材を買う前に「教材の使い方を知っていること」が大切なのです。
道具の性能がいくら良くても、肝心な使い方がわかってなければどうにもならないです。

ポイント2:何の道具かを見極める

英語が上達しない学習者は
「良さげな道具だから買っちゃう」
という間違いを繰り返してる傾向があります。
道具がいいことに越したことはありません。
しかし、「何のために使う道具か?」をわかってないまま買うのは問題です。
ポイント1の例で紹介したチャッカマンは火種の点火をするためにあります。
大きな火力はないので薪や炭に火をつけるパワーはありません。
しかし、ここがわかってないと火薪や炭に火をつけようと発想になります。
道具は使い道がわかってなければ、活かし切れないです。
「この教材は何のためにあるのか?」
何の道具であるかを見極めた上で購入することが大事です。
表現集は何のためにあるもの?
文法書は何のために使うもの?
リスニングCDついてる本はどう使うもの?
道具は性質を見極めてはじめて効果を出すものに変わります。

道具を使うのは自分だ

今も昔も日本人は英語に関しては道具に振り回されてるなと実感します。
あれこれ「最新の情報」や「目新しい教材」を探すのを一旦やめてみましょう。
語学学習は上達の本質を突いたトレーニングをしていれば、
新しいか古いかは関係ありません。
筋トレにしても、最新の器具を使わずとも、昔の人がやっていた薪割りの方が背筋が鍛えられたりします。
道具に振り回されず、使いこなす自分になるためには英語習得のことを知っておくことです。
バーベキューの火起こしに相当することです。
火のつき方に法則があるのと同じで英語も上達に法則があります。
英語習得に関してはこちらを読んでください。
「ネイティブが使うなんちゃら〜」だからとか、「聞くだけでなんちゃら〜」のようなものに踊らされて
無駄金を使うと損するのは自分です。
英語上達では道具は邪魔をしません。
道具を選ぶ本人が自分自身の邪魔をするのです。
選ぶの自分。
ならば、邪魔ではなく、加速させる方向で選んだ方が得です。
教材は買う前に性質と使い方をしっかり押さえましょう。

  • この記事を書いた人

だぶさん

大学時代に英語科を専攻。オーストラリアのワーキングホリデーを経験。 翻訳の仕事にも従事。英語学習の研究データと独自の実践データを組み合わせて見つけ出した英語上達の法則を紹介。

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